モンゴルってどんな国?ー国土・人口編ー
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- 2月11日
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更新日:2月17日
Human Connectのモンゴル紹介ブログへようこそ。本ブログでは、モンゴルに興味を持っていただけるよう、様々な角度から記事を書いていきたいと思います。
国土と人口ー広大な国土と首都への人口一点集中
モンゴルは、東アジアに位置する内陸国で、ロシアと中国に隣接しています。国土は約156万平方メートル(日本の約4倍)、人口は約350万人(2023年統計)です。日本よりも4倍も広いのに、人口は横浜市(2025年2月現在、約376万人)とほぼ同じ。いかに広大な国土が広がっているか、わかっていただけると思います。一方で、首都ウランバートルへの人口集中は著しく、人口の約半数にあたる173万人(2023年統計)が首都に住んでいるとされています。
首都ウランバートルの広さは約4,700平方キロメートルで和歌山県ほどの大きさです。1990年には約58万人だった人口が、30年ほどで倍以上に増えました。ウランバートルの中心地にはビルや高層アパートが立ち並び、都市化が急速に進んでいます。地方からの移住者は、ウランバートルの周縁部にゲルを建てて住んでいることも多く、ゲル地区は年々拡大していっています。日本のように住民票制度がないため、地方からの移住者を正確に把握することは難しいそうです。

地方21県ー大自然とともに生きる
モンゴルは、ウランバートル以外に21の県(アイマグ)から成り立っています。アイマグセンターと呼ばれる各県の都道府県所在地には行政機関や銀行、スーパー、文化センター、市場などがあります。アイマグセンター以外にいくつかの郡(ソム)があり、ソムの中心地にはソム役所、学校、幼稚園、個人商店などがあります。広大な国土のため、アイマグセンターから300キロ以上離れたソムも。未舗装の道路も多いため、アイマグセンターに出てくるのも一苦労。

21県のうち、一番人口が多いのはロシアと国境を接するフブスグル県ですが、その数わずか13.6万人。ウランバートルの人口と比較すると、10分の1以下です。

モンゴルは全国土の約8割は海抜1,000m以上であり、西側には標高約4,300mのアルタイ山脈と標高約3,500mのハンガイ山脈がそびえたっています。北側にはタイガと呼ばれる針葉樹林帯があり、南側にはゴビ砂漠があります。東側には大草原が広がっています。山脈の合間にも草原は広がっており、国土に占める草原の割合は8割と言われています。
草原で家畜を育てながら暮らす遊牧民は、全国に散らばっており、所有する家畜や生活様式も、土壌や気候に合わせて少しずつ違っています。大自然とともに生きる遊牧民の生活は、またどこかでご紹介したいと思います。次回は、急成長するモンゴルの経済についてお伝えする予定です!



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